227名の認知症サポーターが誕生
認知症サポーター養成講座を開催しました
6月20日(木)、本学大ホールにおいて、総合管理学部「社会福祉学」の受講生を主な対象とした認知症サポーター養成講座が開催されました。
当日は、認知症キャラバン・メイトの村上様(くまもと成仁病院)、熊本市高齢者支援センターささえりあ尾ノ上 社会福祉士 綾香様および東区役所福祉課(認知症地域支援推進員)清水様にお越しいただき、村上様から、「『認知症』を理解しよう」とのタイトルで、認知症の種類、原因、症状、認知症の方と接する際の注意点および認知症予防・相談窓口などについてご講義いただきました。
参加した学生達からは「アルツハイマー型認知症以外にも認知症の種類があることを知った」「物忘れと認知症が似ているようでいて違うことに驚いた」「予防できるように生活習慣に気を付けて健康的な生活をしたい」「周りの環境(接し方)が大事なことがわかった」「若年性認知症の方のお話は説得力があった」「認知症であるからと何でもやってあげることは、認知症の方のできることを奪うことになるのだと気づいた」「三つのポイント(驚かせない、急がせない、自尊心を傷つけない)を覚えておきたい」「三つのポイントは認知症高齢者だけに限らず他者と接するときに大事なのではないかと思った」といった感想が寄せられました。
講座終了後は、参加者の一人一人に認知症サポーターの証であるオレンジリングが配付されました。
わが国の今後のさらなる高齢化に加え、2025年には高齢者の5人に1人が認知症になるとも言われるなか、認知症の方々とともに地域に生きる私たちが日ごろから(力まず)自然にできるサポートについて学ぶことができた講義でした。
本学では、こうした講座などのご協力をいただきながら、実社会や地域における生活と大学における学びの接点を意識した講義を行っています。
本件に関する問い合わせ先
熊本県立大学総合管理学部 准教授 西森 利樹
TEL 096-383-2929 / (FAX)096-384-6765
〒862-8502(大学専用郵便番号:住所記載不要)
熊本市東区月出3丁目1番100号