熊本県立大学12月の「食育の日」の取り組みを実施しました
〜和水さんち(産地)の里山日記〜
熊本県立大学では、平成18年12月に策定した「くまもとさんち(産地)の食育ビジョン」に基づき、食に対する正しい知識向上のため、食品の安全性、日常生活における朝食の重要性、健康になる食事バランスなどの情報提供に取り組んでいます。
平成21年度7回目となる12月の取り組みを12月18日(金)に実施いたしました。
今回は、「和水さんち(産地)の里山日記」をテーマに、本学と包括協定を締結している和水町の特産品を利用した食育メニュー『なごみクリスマスランチ里山風』を限定130食提供いたしました。
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『なごみクリスマスランチ里山風』 ★県大生が作った里山米 【主食:2つ】 ★なごみチキンのトマト煮 【主菜:2つ、副菜:1.5つ】 ★DAGOスープ 【副菜:1.5つ】 ★デザート(みかん) 【果物:1つ】 (エネルギー:712 kcal、たんぱく質:28.9 g、脂質:12.0 g、塩分:3.8 g) |
![]() ↑食事バランスガイドにて本日の定食の計算 |
※レシピはこちら |
※上の【】は右の食事バランスガイドを使って、計算したときの値です。 |
(リレートーク)
12:00からは、学食においてリレートークも開催しました。
■なごみの里における里山再生活動について(和水町職員 青木さん)
人の手が入らなくなり、崩壊した里地・里山を人の手で再生しようという和水町での里山再生活動についてお話を頂きました。里山における活動の中で、棚田を元に戻そうと始まった無農薬米の栽培に熊本県立大学の学生も参加し、今年は3俵ものお米が収穫されました。本日のライスに使われたのはこの里山産のお米です。口にするものは安全でなければならない、見てくれは悪くても味はぴかいちというものはたくさんあるので、皆さんも安全で安心できる和水産の食材をたくさん食べてください、とのメッセージも頂きました。
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■里山再生活動における本学学生の取組について(地域連携センター 澤田さん)
本学の目標とする「地域に生き、世界に伸びる」教育について話がありました。大学時代に和水町での里山再生活動など様々な活動に参加することが、自らの視野を広げることにつながります。自分に価値をつけていくことを大学の4年間で行っていただきたいと話され、学生クラブへの参加の呼びかけもありました。
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■本日の食事バランスについて(環境共生学部 食健康科学科4年 丸山千秋さん、矢島智美さん)
「食事バランスと食事の選び方」と題して、食事バランスガイドを使って、本日のランチの栄養バランスの説明がありました。今日のランチでは、野菜が1日の目標の半分を満たしているということ、夜に主食をしっかりとり、野菜や乳製品も取り入れましょうとアドバイスがありました。また、野菜をとることの重要性や普段の食事から十分な野菜をとるコツについても話がありました。
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