社宅街


 社宅研究会のメンバーの一員として,製糖業と電気化学工業の工場と社宅街の建設が,周囲の都市や集落に与えて影響について,研究を進めています。

 製糖業については,これまでに,旧南洋群島(サンパン,テニアン,ロタ),沖縄県の大東島,北海道(帯広,清水,士別,磯分内),台湾,沖縄本島,サハリン(ユジノ・サハリンスク)などで,主に戦前期の工場と社宅街を対象に,現地調査や史料収集を行いました。台湾,沖縄や国内各所での調査は継続中です。製糖業については,戦前期の日本とその影響下にあった地域に作られた重なり合うようなネットワーク(栽培,製品化,輸送,精製,販売など)についても検討を進めています。
 平成25(2013)年7月〜10月の4ヶ月間,台湾奨助金を受けて,台湾で調査を行いました。台湾滞在の様子はこちらから。また,滞在中に行った講演のリストはこちらから

 電気化学工業については,これまで,戦前期の日本窒素肥料グループの工場と社宅街について,主に文献調査を続けています。

 社宅研究会の一員として,平成22年度日本都市計画学会石川奨励賞(『社宅街 企業が育んだ住宅地』ほか一連の研究)を受賞しました(2011.5.27)。



 様々な工場に付随する「社宅街」に関連して発表した論文などは,下記の通りです。

著書(製糖業)


査読付き論文(製糖業)


査読付き論文(電気化学工業)


査読付き論文(航空機産業)


製糖業の社宅街の社宅街に関する論文や発表
 →旧樺太製糖豊原工場に関する調査の様子を,月島機械(株)の社内報(ツキシママンスリー2013年4月号より[PDF File (3.0MB)])に載せていただきました。


電気化学工業の社宅街に関する論文や発表


その他の工業の社宅街に関する論文や発表


【参考】上記の論文などと一部内容が重なっているので参考として