平成28年12月15日(木)13:00より、本学CPDセンターにて、学生GP(地域連携型卒業研究)公開審査会を開催しました。4月より約9か月間地域と連携しながら活動してきた9つのグループがこれまでの活動報告を含めた最終的な研究成果発表を行いました。
開会に先立ち半藤学長から挨拶があり、「本日は連携先の方にご参加頂いての審査会です。実りの多い一日になることを願います。学生GPの活動は学生のための教育研究活動ではありますが、学生だけではなく、他者(地域企業・団体)からの援助も得ながら、他者を見据えた活動であるという意味で、大変価値のある活動であると思います。学生のみなさんには是非、その意義を噛みしめてほしいと思います。」とのお話しがありました。
今回は、最終的な成果発表会ということで連携先の企業・団体等のご担当者の方にご来学頂き、発表及びこれまでの学生達の取り組みに対するコメントを頂戴いたしました。
審査の結果、学生の評価より選ばれる学生賞と、教員の評価より選ばれる最優秀賞及び優秀賞を各1グループ選定し、教学IR室長の山田教授(文学部)より賞状が授与されました。
【最優秀賞】
津曲研究室 たまラボ
「玉名市における周遊観光を促すツールの開発とSNSを用いたゆるキャラのPR研究」
【優秀賞】
馬場研究室 KEQP-PUK(熊本地震プロジェクト)
「災害時の熊本県(市)における外国人のための日本語教育による支援」
【学生賞】
津曲研究室 Coho’zu
「大津町を対象にした震災の記憶オーラルヒストリー」
最後に、総括として教学IR室長の山田教授より、「学生諸君はこの一年間弱、学生GPの取り組みご苦労様でした。総じて前回の中間報告会に比べると、どのグループも改善されてレベルアップしていたというのが審査員全員の感触です。3つのグループが表彰されましたけれども、表彰されなかったグループも本当にわずかな違いで総じて出来は良かったのではないかと思います。これも地震後、大変な状況の中で学生諸君のご指導をしてくださいました連携先の方々のおかげだと思っております。改めてお礼を申し上げます。そして、受賞した、しなかったにかかわらず、学生それぞれに、この活動を通して得たものが必ずあるかと思いますのでそれを誇りに思って頂ければと思います。一年間弱でありますけれども、活動の中で連携先の方々と非常に良い関係を築いてこられたと思いますので、是非この後も、その関係は持続していって頂きたいと思います。連携先の方々には今後とも引き続き学生の指導を何卒宜しくお願い致します。本日は本当にありがとうございました。」とお話しがありました。
また、公開審査会の後には教職員と連携先による学生GP意見交換会が行われました。これまでの取り組みを経て学生GP制度に対する課題など様々な意見が出され、来年度以降の学生GPへ活かしていくこととなります。
平成28年度学生GP公開審査会の抄録はこちら
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