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救急講習を開催しました

令和3年10月27日(水)、総合管理学部西森ゼミ、松本ゼミの2年生と教員(22名)を対象に、救急講習が開催されました。

当日は、講師として熊本市東消防署託麻出張所の松岡所長、北谷隊員、赤星隊員、佐保隊員にお越しいただきました。

最初に、熊本市における救急体制や救急出動の現状、救急車を呼ぶ際の留意点、救命救急処置に必要な知識や技術等を説明いただいた後、2グループに分かれて胸骨圧迫とAED操作の実技を行いました。学生達は緊張しながらも真剣に取り組んでいました。

実技後には、隊員の方々に、救急救命に関する質問の他にも、消防士や救急救命士を志望した動機や休日の過ごし方など、自由で多岐にわたる質問をさせていただき、和やかで楽しい時間となりました。

参加した学生達からは、以下のような感想が寄せられました。

・高校生の頃に一回だけ胸骨圧迫の練習をしたことがありましたが、うろ覚えだったので今回もう一度やり方を習えたのでとても良かったです。

・固定電話と携帯電話からの通報それぞれに利点があること、通報の際の注意点など、今回初めて学んだことも数多くありました。

・熊本では1日におよそ109回も救急車が出動しており21人に1人の割合で救急車を利用しているという事実に驚きました。

・心臓や呼吸が止まった人の命が助かる確率は時間が経つにつれて急激に低くなることから、応急手当がいかに大事かを知ることができた。

・AEDはこれまで心臓を動かすための装置だと思っていましたが、心臓を止めるための装置であること、さらにその後の胸骨圧迫が重要であることを学ぶことができました。

・救急救命の講習は初めてでしたので、いろいろ複雑なものを覚えないといけないのかなと思っていましたが、他の人の助けを求めることや安全を確保することなど、大切なことを押さえつつ冷静に行うことが1番大切だと思いました。

・消防署でも定期的に講習をやっているとおっしゃっていたので、行ってみようと思います。

・大学内のAEDの設置場所を把握するなど身近なことから取り組んでいこうと思います。

・今回の講義を受講したゼミ生は人の命を助ける大切な知識を自分の中に取り入れることができたと思います。今回の講義で学んだことは忘れてはならない知識であり、一生の役に立つと思うので、目の前で人が倒れた時、救命講習での学びを無駄にしない対応をしたいと思いました。

・もし自分が、救急救命を要する場面にであったら、焦ってしまうと思います。しかし、自信をもって自分から行動しようと思いました。そして自分は何をすべきか、何ができるかを考え、今日教わったことが実践できるようになりたいです。

・周囲の状況の確認と呼吸の確認をして、あなたは119、あなたはAEDをといったように人に指示する大切さも学びました。何かがあった時、動揺しながらも周りの人に助けを求めながら、十分な対応ができるように今回の講習を大切にしたいと思いました。

隊員の方々は、救急出動後に会場に駆けつけて、実技指導をしてくださいました。私達の想像をはるかに超える激務の中、講習を開催していただき、心より感謝申し上げます。

私達ゼミは、今後も、地域にある機関や住民の方達と連携しながら、学生達が、地域に暮らす様々な人たちを支援する制度や資源、技術を学び、その学びを実践に結びつけられるゼミ活動を展開していきます。

お問い合わせ先

熊本県立大学 総合管理学部 松本千晴 西森利樹