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インドネシアのブラウィジャヤ大学で日本語教育実習を実施しました!

 文学部に設置されている日本語教員養成課程の一環として、2023年11月13日~23日までの11日間、インドネシアのブラウィジャヤ大学で日本語教育実習を行いました。今年度は日本語日本文学科から1名、英語英米文学科から3名の学生が以下のスケジュールで実習に参加しました。

11月13日~14日 移動日
11月14日 授業見学(中級文法)、教室・設備の確認、教壇実習の準備
11月15日 教壇実習【1】(中級聴解)、教壇実習【2】(上級聴解)、実習の振り返りミーティング
11月16日 授業見学(上級作文)、教檀実習【3】(上級会話)、実習の振り返りミーティング
11月17日 教壇実習【4】(中級会話)、実習の振り返りミーティング、多文化交流イベントの発表準備
11月18日 多文化交流イベント(ブラウィジャヤ大学の学生・高校生との交流)
11月19日 多文化交流イベント(ブラウィジャヤ大学の学生・高校生との交流)
11月20日 文化体験
11月21日 文化体験
11月22日~23日 移動日

教壇実習【3】(上級会話)
教壇実習【4】(中級会話)

 教育実習に参加した学生は、インドネシアへ渡航するかなり前から教案や教材を作成し、模擬授業を通して準備を重ねてきました。また、渡航後もブラウィジャヤ大学の先生方からのアドバイスをもとに教案を修正して教壇実習に臨みました。インドネシア滞在中はブラウィジャヤ大学の先生方のご助力により、教壇実習以外にも学生同士が交流する機会が多く設けられ、充実した教育実習プログラムとなりました。
 以下に教育実習に参加した学生の声をお届けします。

「初めての教壇実習、海外で教えるということもあり、渡航する前はドキドキとワクワク、そして不安でいっぱいでした。現地での授業は、やはりとても緊張しましたが、事前に聞いていたように学生さんたちの反応がよく、楽しく授業をすることができたと思います。失敗や反省点はたくさんありますが、この経験は間違いなく自分にとって有意義なものになりました。また、授業以外にも、現地の学生さんと交流する時間があり、インドネシアの文化にたくさん触れることができて、忙しくも楽しい、充実した時間を過ごせました。そして、現地の日本語学習に熱心な学生さんや親切にしてくださった皆さんのおかげで、インドネシアが大好きになりました。まだ帰国して間もないですが、「また近くインドネシアに行きたいね、戻りたいね」と、実習に行った4人で話しています。」

「教壇実習のやりがいと、異文化交流の楽しさが詰まった1週間でした。1から授業を作り上げ、それを遂行したときの達成感は忘れません。また、日本の文化が好きで、日本語学習に励む学生の姿を見て、こちらも気が引き締まりました。短い間でしたが、現地の学生たちや実習団のみんなと親睦が深まり、これからも大切にしたいと思える繋がりができました。またいつか4人でインドネシアに行って、学生たちと再会したいです。」

「インドネシア教育実習は、私の大学生活において、最も充実した時間でした。現地に着くまでは、不安でいっぱいでしたが、インドネシアの先生や学生が暖かく迎えてくださり、とても元気が出ました。授業を終えたあとは、やりきった達成感と安堵で、胸がいっぱいになり、頑張って良かったと思いました。授業以外にも、学生との交流の場をいくつも設けていただき、沢山の思い出ができました。帰国してから、そのときの写真を何度も見返しては、思い出に浸ってしまいます。この実習を通して、いつか日本語教師になりたい!という思いがより一層強くなりました。また近いうちに、4人でインドネシアに行きたいです。そのときまで、現地の学生のように、私も英語や日本語の勉強をもっと頑張ろうと思います!」

「まず授業については、やはり本番の授業の雰囲気は本番をしてみないと分からないものだなと気づきました。セリフ、所要時間、学生の反応など、いい意味で、どれも予想通りにはいきませんでした。しかしその中で、日本語を教える楽しさの真髄に触れ、自分の中で“日本語教師”という仕事の存在が大きなものとなりました。また、海外実習は授業のことだけを考えればいい訳ではありません。温度差、時差、言語、文化の違いは、不安の大きな要因でした。しかし、現地の人々の優しさがそれを解消してくれました。学生との交流が深まる度に私は充実感を覚え、最後に残ったのは楽しい思い出だけでした。この実習は、日本語教育を学ぶ私にとって、今までで最も刺激的な体験でした。この実習に関わって頂いた全ての人に、心から感謝します。」

 今年度のブラウィジャヤ大学での実習は、2020年のコロナ禍以降初めての海外日本語教育実習でした。来年度以降も今回のプログラムを参考に、充実した教育実習プログラムを計画していきたいと思います。

国際交流イベントでのトーク
大学の構内で

 ブラウィジャヤ大学のホームページでも本学の日本語教育実習のことが紹介されています。
https://fib.ub.ac.id/tingkatkan-keterampilan-mengajar-dan-pemahaman-budaya-mahasiswa-prefectural-university-of-kumamoto-jepang-jalani-ppl-di-fib-ub/

ブラウィジャヤ大学の学生との交流

お問い合わせ先

文学部

FAX:096-383-3496