2年次に開講されている「もやいすとシニア(グローバル)育成」の短期英語研修を、今年度は8月18日から21日までの4日間、水俣市を中心に実施しました。熊本県立大学と学術交流協定を結んでいるタイ・カセサート大学からの研修団11名、本学で水銀研究を行っている留学生3名とともに、環境学習を中心に、さまざまなテーマについて意見を交わし、相互理解を深めながらの英語研修となりました。
初日は、水俣病資料館及び隣接する水俣病情報センターを見学したのち、エコパーク水俣の親水護岸を散策し、水俣病の歴史について学びました。
2日目は、水俣環境アカデミアの古賀実所長から水俣市の概要や環境への取組についてレクチャーを受けた後、家電リサイクル事業を行う工場で、環境維持の現状を学びました。福田農場で水俣の美味しい魚介類を使ったパエリア弁当を堪能した後、水俣環境クリーンセンターで水俣市のごみ処理の現場を見学しました。
3日目は、水俣高校生9名を招いて、大好きなものを紹介するSHOW & TELLなどのアクティビティを通じて英語によるコミュニケーションを深めました。
その後、グループに分かれて3日間の学びをポスターにまとめ、プレゼンテーションを行いました。全員が英語で堂々と発表するなど、3日間のカセサート大学生との合宿で、英語によるコミュニケーションスキルが格段に上達しました。
最終日は、八代エリアを訪れました。八代城址、お祭りでんでん館、松浜軒で八代の歴史と文化を学び、午後には立神峡を訪れ、八代の自然を堪能しました。
4日間を通して、カセサート大学や本学留学生との交流を深め、グローバルな視点で水俣の歴史や課題、未来について考え、英語で発表する力を養うことができました。
水俣病資料館:水俣病について学びました
水俣エコパーク親水護岸
水俣環境アカデミア:古賀所長による講義
アクトビーリサイクリング(株):家電リサイクル事業見学
水俣環境クリーンセンター:ごみ処理工場見学
水俣高校生を交えた交流
グループに分かれてディスカッション、発表準備
ポスター発表
八代城跡公園内の八代宮にて