【タイ便り vol.5】
アドミニストレーション研究科 公共福祉分野
博士前期課程2年 門脇左和
着任9ヶ月が経ちました。3月いっぱいで生徒が夏休みに入り、4月は教職員のみの勤務でした。他校の教員とのスポーツ大会があったり、環境教育イベントがあったり、研修があったりと教員同士の交流を深めたり、教育について学習できた1ヶ月でした。
〈タイ正月ソンクラーン祭り〉
4月13日から16日はタイの正月であるソンクラーンの日でした。「もともとは仏像や仏塔、年長者などの手に水をかけてお清めをするという伝統的な風習」(タイ国政府観光庁)で、学校では早めにソンクラーンイベントが行われ、退職したご高齢の先生方を招待して、水をその先生方の手にかけ、幸せと健康を祈りました。ソンクラーン祭りは水かけ祭りとも言われ、町中で水かけ合戦が開戦します。この時期はタイの1年で最も気温が上がる時期のため、暑さ凌ぎとしても親しまれているようです。ソンクラーン祭りでは明るい花柄のシャツを着るのが伝統的なようで私も花柄のシャツを着てバンコクのソンクラーン祭りに参加しました。バンコクのソンクラーンは世界中から人が集まっており、水鉄砲で水を掛け合ったり、“ペーン”や“ディンソーポーン”と呼ばれる泥灰土を水に溶かしたものを顔に塗り合ったりとすごく盛り上がっていました。ソンクラーン期間にタイに行く際は、道端で水をかけられたり顔に粉を塗られたりする可能性があるので気をつけてくださいね!

〈タイ国内旅行〉
ソンクラーンが終わり、中部のカンチャナブリー、南部のプーケットやピピ島、北部のチェンマイ、チェンライ、ランパーンなど、タイ国内を旅行しました。カンチャナブリーではエラワン滝やクウェー川鉄橋、プーケットではオールドタウン、ピピ島でのシュノーケリング、北部では馬車に乗ったり、有名なお寺を巡ったり北部料理を食べたりとタイ各地の観光地や文化を楽しみました。自分の任地やバンコク以外の場所に行く機会はなかなかないので、それぞれの土地の人や食べ物、方言など、様々な違いを知ることができてとても楽しい旅になりました。


〈新学期〉
5月に新学期が始まり、新中学2年生の環境クラスを担当することになり、保管していたコンポストの利用も再開しました。しかし、タイではコロナが再流行しており、私の任地ラヨーン県のある東部地域は工業地帯で人の集まる地域であるため、バンコクに次いで感染者が多く、現在も増加しています。私もしばらくはマスクを着用して、感染対策を心がけていきたいです。
今後は全校朝礼で環境についての話をしたり、それに関連する日本語の単語を教えたり、環境クラスでは新たにコンポストを増やす予定なので、前学期より忙しくなりそうですが、これから生徒たちがもっと楽しく環境について学べるよう新たな活動作りにも励んでいきたいと思います。
