8月13日、第77回日米学生会議in熊本の最終日、熊本市内で熊本サイトフォーラムが開催されました。同会議の熊本開催にあたっては、本年2月から半年間、本学の学生3名(英語英米文学科4年の前田さつきさん、同学科2年の浦田美侑さん、嶋田健大さん)が熊本サイト企画委員として、同イベントの企画・運営に携わるとともに、日米両国の参加者72名と県内の研修先に同行し、国際関係や社会課題について一緒に議論するなど参加者との交流を深めました。
くまもと森都心プラザホールで行われた午前の部では、日米両国の参加者に加え、地元高校生、熊本サイト企画委員を含む大学生らが小グループに分かれ、「災害と復興」「地域おこし」「半導体産業と地域振興」の三つのテーマについて議論を行いました。また、肥後銀行本店ホールで行われた午後の部では、学生らが熊本滞在で得た知識や、各テーマに関する自身の意見やアイディアを述べました。閉会式では、本学の前田さつきさんが閉会の挨拶を行いました。
日米学生会議は1934年に発足した国際交流プログラムで、毎年、日米交互に開催されています。今回初めて熊本で開催され、参加した日米両学生は、熊本に一週間滞在し、熊本地震震災ミュージアムKIOKUの訪問、天草地域でのホームステイ、ハイヤ踊りなどの文化体験、被爆者や高校生平和大使の話を聴く平和学習、菊陽町視察・半導体シンポジウムへの参加等、様々な活動を通して日本社会への理解を深めました。
なお、熊本滞在中に記録的な大雨を目の当たりにするなど、日米両国の参加者は県内各地の被害状況に心を痛めながらも、自然災害の多い日本で暮らす上で、災害は常に隣り合わせであることを意識し、日頃から防災意識を高める重要性についても意見が交わされました。





