国際教育交流センター(CIEE)では、2025年11月6日(木)の昼休みに、JICA海外協力隊とのコラボ企画として、“JICA協力隊の体験談Part5「タイ」”を開催しました。まず初めに、本学の「高度グローバル人材育成プログラム」について遠藤特任教授より説明があり、その後、アドミニストレーション研究科博士前期課程2年生の中島悠聖さんに、タイにて環境教育の分野で活動された経験について話を伺いました。
中島さんは、2024年9月から1年間、本学がJICAと連携し実施する「高度グローバル人材育成プログラム」を通じてタイに派遣されました。配属先のパノムトゥアンチャヌパタム中高学校では、生ゴミから堆肥を作るコンポスト活動や、日本語や日本文化を教える授業を担当されました。また、環境クラブという課外活動で、学生と共に、持ち込んだ廃棄物に応じて換金できる“ごみ銀行”のシミュレーションや回収活動を行いました。初めは、研修で習得したタイ語を実際に使うことが難しく、授業で使うスライドの準備も大変だったが、時間が経つにつれて先生や生徒との会話も増え、一緒にご飯を食べに行ったりイベントに参加したりして、距離が縮まったと話されました。
質疑応答の時間では、住居環境、毎日の食事、連絡手段、熊本の認知度、生活費等について質問がありました。タイで生活するにあたっての具体的な金額などが中島さんから説明があった他、遠藤教授よりJICAから支給される経費についても説明がありました。
最後に、中島さんから参加者に対して「一生懸命やろうとする気持ちが大切。耐える時間、難しい時間もあると思うが、そういうものだ、と気持ちを前向きに持って貴重な活動期間を楽しんでほしい」とのメッセージが送られました。
