本学では、高大連携の一環として「サステナビリティ講座」を実施しています。1月14日には、本学特任教授の遠藤浩昭を講師として熊本県立第一高等学校に派遣し、同校英語コースの1・2年生約80名を対象に講座を行いました。講座では、サステナビリティ(持続可能性)の視点から、熊本が抱える課題と海外の事例を交えながら、地域と世界が直面する課題について理解を深めました。


世界の途上国を知る一例として、遠藤特任教授がこれまで滞在したアフリカ・モザンビークの現状を紹介。「途上国では貧しい家庭に生まれると、その子どもも貧困から抜け出すことが難しい。一方、日本には努力次第で状況を変える機会がある」と述べ、国際協力の必要性について生徒に問いかけました。

続いて、熊本で起こった水俣病にも触れ、これまでの「経済優先」の社会構造を見直す必要性を解説。環境を土台とし、その上に社会や経済が成り立つという考え方を示し、環境を優先しながら社会と経済が循環するサステナブルなモデルの重要性が語られました。


講義中盤では、JICA熊本デスクの尾上香織推進員が登壇し、JICA海外協力隊の活動を紹介。協力隊を志したきっかけや、派遣先であるトンガでの経験について、動画や写真を交えながら、災害に直面しながらも前向きに暮らす現地の人々の姿を伝えました。


講義の終盤には、生徒を対象に実施した「熊本や海外に対する意識」に関するアンケート結果を共有。これからの熊本のあり方や、自分たちが思い描く「住みたい熊本」を実現するために、そして持続可能な社会づくりのために、一人ひとりがどのように行動すべきかを考えてほしいと呼びかけ、講座を締めくくりました。
最後に、生徒代表として2年生の荒平大河さんが、講演への感謝の言葉を述べました。講演後には国際協力に関心を持つ3名の生徒との座談会も行われ、活発な意見交換が行われました。