本学がJICA(国際協力機構)と連携して実施している「高度グローバル人材育成プログラム*」の一環として、JICA海外協力隊員としてタイに派遣されていた文学研究科日本語日本文学専攻博士前期課程2年の德久桃花(とくひさ・ももか)さんが、令和7年(2025年)3月2日、堤裕昭学長に帰国報告を行いました。あわせて、德久さんの活動を日本から支援する「オンライン協力隊」として参加した文学部日本語日本文学科3年の副島優莉(そえじま・ゆら)さんも、これまでの取り組みについて報告しました。
德久さんは、日本語教育分野の海外協力隊員としてタイ・ウボンラーチャターニ県の中高一貫校で約1年半活動しました。現地では日本語の授業を担当するほか、日本文化の紹介やオンライン・対面での交流企画など、幅広い取り組みを実施しました。授業で苦労した点について尋ねられると「生徒の学習モチベーションを維持すること」と回答。生徒が楽しみながら学べるよう、「くまモンオンライン交流会」や「よさこい」など、参加型のイベントを取り入れた工夫があったことを紹介しました。

副島さんは、日本にいながら現地の日本語授業を支援するオンライン協力隊としての経験を報告。通信環境が不安定な場面では、生徒の発言や書いた内容を十分に確認できず、聞き返した際に生徒が「間違えた」と感じて手元を隠してしまうこともあったといい、オンラインならではの難しさや配慮の必要性について語りました。

今後について、德久さんは日本語に関わる仕事に携わっていきたいと抱負を述べました。また、副島さんは日本国内で暮らす外国人への日本語教育に関心があると話し、それぞれが今回の経験を今後の進路につなげていく意欲を示しました。
2人の報告を受けた堤学長は、昨今の国際情勢に触れつつ「日本と海外の関係性がますます重要になる中、今回の経験を生かし社会で活躍する人材として成長してほしい」と激励しました。
