2026年8月25日(火)~31日(月)の一週間に渡り、熊本県立大学 ひごミライホール(大ホール)前ロビーにおいて、2026年度 熊本県立大学 髙橋研究室 建築作品展を開催しました。開催にあたっては、7月28日に発生した「令和8年熊本地震」の余震の心配から、講演会開始前のアナウンスにて、緊急時の避難経路の説明などを行い、実施しました。
来場数は、学内74名(学生、教員、職員含む)、学外21名(高校生8名)の計95名の方々にご来場頂きました。
「熊本県立大学 髙橋研究室 建築作品展」は、今回で6年目を数え、いずれも『理想の未来は創造できたか』というテーマを掲げ、歴代の卒業生らの描く理想の未来像を展示し、県民の皆様や県内外の高校生たちに熊本県立大学の建築デザイン教育の情報発信を行ってきました。
今回は、これまでの卒業設計作品や、髙橋研究室で実施されたプロジェクト作品の展示に加え、「もう一つの 熊本県立大学 髙橋研究室 建築作品展」と題し、ここ数年の髙橋研究室で実施している、日本美の凝縮された建築空間と考えられる〈草庵茶室に関する空間分析の研究〉を基に、千利休の唯一の現存遺構とされる国宝茶室【待庵】の現代的新解釈を行った原寸大空間を展示し、「空間デザイン」と「日本美の視点」という2つの視点から、建築デザインの未来を提案しました。来場頂いた方々には、古の日本人の美意識や配慮のかたちを感じ取って頂けたことと考えています。
また茶室建設に当たっては、髙橋研究室ゼミ生全員が、「墨出し」から「建て方」まで、自分たちの手や身体全体を駆使し、細部までこだわり造り上げてくれました。このような取り組みの時間は、先人の知恵や経験を伝承し、めまぐるしく変化を続ける現代社会の中で、自分を見失わず、日本人のアイデンティティを見つめ直す時間・空間を共有できたのではないかと考えています。
最後にこの建築作品展を通し、熊本県立大学における「建築デザイン」の教育・研究の成果を県内外の方々にご覧頂けましたのも、関係者の皆様の御協力、御尽力の賜物であり、ここに感謝の意を表したいと思います。




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