令和3年度熊本県立大学・大学院周期卒業式・学位記授与式を令和3年(2021年)9月22日(水)に本学CPDホールで行いました。今年度は、学部生12名が卒業、大学院生5名(博士前期課程1名、博士後期課程4名)が修了しました。
　半藤英明学長から、卒業証書・学位記を授与した後、「長い人生のなかで学問に触れ、学問に挑む日々は、純粋に幸せな時間であったはずです。なぜならば、学問とは人類を幸福にするための科学であり、極めて貴い人間の営みであるからです。研究の辛さも、苦しさも、忙しさも、すべて味わってこそ、私たちは一段と成長できます。みなさんは確かに成長したはずです。熊本県立大学での日々を、みなさんの成長のひとときとして記憶にとどめてください。世界中で国々や人々の対立が目につきます。平和の追求や実現にブレーキがかかっているように見えます。主義主張を譲らず、価値観を押し付け合うことでは平和は訪れません。平和は幸福の基本です。平和の追求という、人類の大切な理想を迷走させてはなりません。みなさんにも平和を追求する意志を持ち続けてほしい。そして、未来が見えにくい不確実な世の中だけれども学問の力を信じ、学問の力で困難を乗り越えていく意志を持ち、人類への貢献を果たしてほしい。」と式辞がありました。