JHPS AWARDとは、慶應義塾大学パネルデータ設計・解析センター(PDRC)が、パネルデータ(同一標本について複数期間に渡り継続的に調査したデータ)の利用拡大と大学生における学術研究の促進を目的として行う論文コンテストです。PDRCが提供するパネルデータを利用した実証論文の中から、著者や所属等の匿名性を担保したうえで、学部生を直接指導していない経済学・社会学などの研究者が審査を行い、卓越した学術研究論文を表彰しています。福岡さんの研究論文「家族との関わり方と子どもの問題行動―JCPSを用いたパネルデータ分析―」は、最優秀・優秀賞に次ぐ審査員賞に選ばれました。

福岡さんの所属する本田研究室では、統計データと統計学・計量経済学を駆使して、様々な社会科学に関する諸問題の実証分析を行っています。福岡さんは卒業論文研究として、家族・きょうだいとの関わりや親のメンタルヘルスが子どもの問題行動にどのような影響を与えているのかを分析しました。研究モチベーションが明確で、論文全体を通して一貫している点や、家族関係を表す変数に学生らしい工夫がみられた点が審査員に高く評価されました。

なお、同論文はPDRCのディスカッションペーパーとして公表されています。

DP2020-009　福岡まり子

「家族との関わり方と子どもの問題行動　―JCPSを用いたパネルデータ分析―」

この他、詳細については以下のウェブサイトをご覧ください。

慶應義塾大学パネルデータ設計・解析センター　第2回 JHPS AWARD