掲載誌名　「看護管理」31巻2号、pp142-144、2021、医学書院.

月刊誌「看護管理」は、病院や施設に勤務する看護管理者や看護系教育機関の教育・研究者など、看護管理学の実践・教育・研究を行っている方々に広く読まれている専門雑誌です。この度、「学際的な看護管理学の教育を目指して　熊本県立大学大学院アドミニストレーション研究科の現状と将来構想」というタイトルで、アドミニストレーション研究科 看護管理コースの教育を中心に紹介した論文が掲載されました。

看護学分野において、永らく学際的な教育・研究の必要性や重要性が唱えられている中、本研究科の特徴である「多様な学問分野の教員による学際的な教育・研究指導の取り組み」は先駆的ともいえます。また、地域・研究連携センターにご支援をいただきながら開講している「認定看護管理者教育課程(サードレベル)」については、本研究科が教育・研究に偏ることなく、広く九州・山口圏内の地域貢献となっていることも紹介しています。

昨今のコロナ禍により、エッセンシャルワーカーとして「医療・福祉・介護分野」の従事者に対して関心が高まっています。特に複雑化・多様化した現代社会における「人手不足」「過酷な労働環境」「差別」等々、簡単に解決できるような状況ではありません。このような複雑多岐にわたる課題やニーズへの対応のためにも、本研究科が目指す多角的視点からマネージメントができる人材(財)の育成は重要であると考えます。今後も、本研究科の特徴を活かしながら、より一層の充実を目指していきたいと考えています。