研究者情報
准教授 五島 慶一 / GOTO Keiichi
1972年7月8日生まれ
最終学歴 | 慶應義塾大学大学院 文学研究科国文学専攻博士課程 単位取得退学(2003年3月) |
---|---|
学位 | 修士(文学) (慶應義塾大学) 1998年3月 |
所属 | [文学部]日本語日本文学科 |
k-goto@pu-kumamoto.ac.jp | |
本人からの メッセージ |
芥川龍之介を中心に日本近代文学の研究をしています。 と、言ったそばから何ですが、上記の叙述は甚だ曖昧なものと自分でも感じています。もう少し具体化すれば下記「主な研究テーマ」の三項目のようになるのでしょうが、これも今記載のために仮に纏めたもので、他にも手がけたいことはまだまだあります。同時に、考えねばならないであろうことも…… 一般に近代(文学)は、その背景にいろいろと過剰なものを抱えており、対象を論じる際にも常にそれらを意識せざるを得ないところが面倒で、しかも興味の尽きない点だと思っています。 |
授業科目 | 近代文化研究 , 近代文学特殊研究 , 近代文学演習 , 近代文学史 , 日本文学特殊講義(大学院・近代分野) , 日本文学特別演習(大学院・近代分野) , 近現代日本文学研究(大学院) |
専門分野 | 日本近代文学 |
主な研究テーマ | 芥川龍之介、特に初中期作品の諸相 , 戦争と文芸の関わりについて , 講談社を中心とする、戦前のメディア編成をめぐる諸問題 |
学会での 活動状況 |
下記「委員歴」参照 |
主な研究業績
委員歴
期間 | 委員 |
---|---|
2024年12月 - 現在 | 日本文学協会 委員 |
2022年4月 - 現在 | 国際芥川龍之介学会 運営委員長 |
2008年9月 - 現在 | 国際芥川龍之介学会 理事 |
2021年12月 - 2024年11月 | 日本文学協会 運営委員 |
2023年4月 - 2024年3月 | 日本近代文学会九州支部 編集委員長 |
2020年4月 - 2024年3月 | 日本近代文学会九州支部 編集委員 |
2015年8月 - 2020年3月 | 国際芥川龍之介学会 大会実行委員長 |
2007年9月 - 2020年3月 | 国際芥川龍之介学会 運営委員 |
2011年10月 - 2014年7月 | 国際芥川龍之介学会 編集委員 |
2007年3月 - 2009年2月 | 日本近代文学会 運営委員 |
論文
発行年月 | 論文 | 誌名(出版物名) | 著 |
---|---|---|---|
2022年11月 | 芥川龍之介の「創作」 | 『日本近代文学』 | 単著 |
2022年3月 | 「ジャン・クリストフ」と芥川龍之介(二) | 『熊本県立大学大学院 文学部紀要』 | -- |
2021年9月 | 「ジャン・クリストフ」と芥川龍之介(一) | 『熊本県立大学大学院 文学研究科論集』 | -- |
2020年7月 | 芥川龍之介の故郷&異郷 | 芥川龍之介研究 | -- |
2017年2月 | 室生犀星編『芥川龍之介読本』(昭和十一〔一九三六〕年刊) : 想い出から文学史へ (昭和一〇年代の芥川龍之介) | 近代文学合同研究会論集 | 単著 |
2015年 | 「あの頃の自分の事」論 (藤原茂樹教授 松村友視教授 退任記念論文集) | 藝文研究 | 単著 |
2013年 | 関東大震災 : 芥川龍之介と東京・両国 (小特集 芥川龍之介と両国) | 東京都江戸東京博物館紀要 | 単著 |
2013年 | 龍が昇るはなし:――芥川龍之介「龍」の典拠と〈物語〉構造―― | 日本文学 | 単著 |
2011年6月 | 「羅生門」論―「猿」と人間、そして語り手―」 | 『国文研究』 | 単著 |
2010年4月 | 「『路上』論―索引のついたテクスト―」 | 『芥川龍之介研究』 | 単著 |
MISC
発行年月 | MISC | 誌名(出版物名) | 著 |
---|---|---|---|
2024年3月 | 国際芥川龍之介学会第 18 回大会報告記 2 日目午後【研究発表】 第Ⅲ部・第Ⅳ部 | 国際芥川龍之介学会ISAS公式ホームページ | -- |
2021年3月 | 司会より、改めて(シンポジウム報告) | 近代文学合同研究会論集 | 単著 |
2020年3月 | 国際芥川龍之介学会ISAS 二〇二〇年三月研究集会 印象記 | -- | |
2020年3月 | 【大学教員による読書感想文】有川浩『図書館戦争』の現実性 | 『文彩』 | 単著 |
2019年6月 | 早澤正人『芥川龍之介論―初期テクストの構造分析―』 | 『日本文学』 | 単著 |
2017年9月 | 「大会に寄せて」 | 第12回 国際芥川龍之介学会 青島大会発表論文集 | 単著 |
2017年9月 | 篠崎美生子『弱い「内面」の陥穽』 | 図書新聞 | 単著 |
2017年7月 | 第十一回大会 第三日目 報告 | 芥川龍之介研究 | 単著 |
2015年3月 | 近代作家の/と読む上田秋成(1)雨月物語 | 文彩 | 単著 |
2015年 | 一柳 廣孝 著『無意識という物語 近代日本と「心」の行方』 | 日本近代文学 | 単著 |
書籍等出版物
発行年月 | 書籍等出版物 | 出版者・発行元 | 担当区分 |
---|---|---|---|
2024年10月 | 戦前期週刊誌の文学と視覚表象 : 『サンデー毎日』の表現戦略 | 文学通信 | 共著 |
2017年9月 | 『女性・ことば・表象―ジェンダー論の地平』 | 大阪教育図書 | 共著 |
2017年9月 | 『蓮田善明論―戦時下の国文学者と〈知〉の行方』 | 翰林書房 | 共著 |
2015年4月 | 『芥川龍之介ハンドブック』 | 鼎書房 | 共編者(共編著者) |
2014年4月 | 『芥川龍之介と切支丹物―多声・交差・越境』 | 翰林書房 | 共著 |
2012年12月 | 『生誕120年芥川龍之介』 | 翰林書房 | 共著 |
2005年6月 | 『大衆文学の領域』 | 大衆文化研究会 | 共著 |
講演・口頭発表等
開催年月 | 講演・口頭発表等タイトル | 会議名 |
---|---|---|
2023年10月 | 芥川龍之介・菊池寛と毎日新聞社 ―『サンデー毎日』創刊前後まで― | 第 18 回国際芥川龍之介学会 ISAS 大会 |
2020年12月 | 「ジャン・クリストフ」と芥川龍之介 | 国際芥川龍之介学会(ISAS) 第15回大会 |
2019年8月 | 「芥川龍之介の故郷&異郷」 | 国際芥川龍之介学会 |
2019年5月 | 大正文壇の寵児 『芥川龍之介』―デビューから退場まで― | 第28回 清香会生涯学習講座(清香会文学散歩 ~日本の近現代文学の作家たち~)第2回 |
2014年8月 | 「〈怪異〉をいかに語るか―「二つの手紙」「妖婆」に見る〈現代物〉への途―」 | 国際芥川龍之介学会 |
2013年12月 | 「大正八年、「私」(芥川)は何に出遭ったか」 | 日本近代文学会九州支部秋季大会 |
2011年9月 | 「芥川龍之介中期作品における語り/騙りの構造―「龍」を例に―」 | 西日本国語国文学会 |
2009年9月 | 「『路上』論―索引のついたテクスト―」 | 第4回 国際芥川龍之介学会 |
2001年5月 | 「芥川龍之介と「妖婆」の関係」 | 日本近代文学会 |
共同研究・競争的資金等の研究課題
研究期間 | 研究課題タイトル | 提供機関 制度名 |
---|---|---|
2017年4月 - 2021年3月 | 戦前期『サンデー毎日』と大衆文化に関する総合的研究 | 日本学術振興会 科学研究費助成事業 |