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佐藤琢磨さんが、土木学会安全問題討論会’25にて「論文賞」を受賞しました
Posted on : 2025.12.29土木学会安全問題討論会’25(2025年12月15日(月)、土木学会会議室および講堂(東京都新宿区四谷一丁目 外濠公園内))において、本学大学院アドミニストレーション研究科 知能情報学研究室(飯村研究室) 博士後期課程1年の佐藤琢磨 さんが「論文賞」を受賞しました。おめでとう!
土木学会安全問題研究委員会は、土木工学分野における安全に関する課題を体系的に調査・研究することを目的とした専門委員会です。産官学の研究者・実務者によって構成され、安全教育、労働災害、ヒューマンファクター、安全概念の整理など、多角的な観点から安全問題を扱っています。
研究課題
防災IoTを活用したコミュニティベース災害情報システム「くまカメ」の開発
研究概要
災害情報をリアルタイムに把握していく手段として防災IoTの活用が盛んに行なわれている。行政によって設置される水位計やカメラなどは、大河川を中心に、行政が必要と判断された場所に設置される。一方、地域住民が避難時の行動を判断するために必要となる、避難経路の道路や小さな沢、水路の状況などをきめ細かく提供するための水位計やカメラ設置までには至っていない。本報では、令和2年7月豪雨で罹災した熊本県人吉市下薩摩瀬町を対象に、住民とのワークショップを経て、住民のニーズやその地域特有の災害情報を得るためのカメラを設置し、LINEを用いて閲覧する災害情報システム「くまカメ」の開発を行ない、その効果を検証した。その結果、梅雨時期などの降雨時には特に活用され、地域の防災タイムラインでの活用が確認された。
研究メンバー(○:口頭発表者)
○佐藤琢磨、飯村伊智郎(熊本県立大学)、古田尚也、寺村淳(大正大学)、吉田昂洋(株式会社日本テックスピッツ)、島谷幸宏(熊本県立大学)、佐藤辰郎(九州大学)
