本学では、「地域に生き、世界に伸びる」をスローガンに掲げ、地域に根ざしながら世界を見据える人材の育成に努めています。「もやいすと育成プログラム」では、熊本の自然や文化、社会に対する理解に立ち、専門の枠を超えて、自ら課題を認識・発見し、“地域づくりのキーパーソン”として、地域の人々と協働して課題の解決に取り組む人材(もやいすと)の育成を目指します。
【もやいすと(防災)ジュニア育成】
もやいすとジュニア育成は、もやいすと育成プログラムの最初のステップです。「地域」と「防災」のどちらかを選択し、1年生全員が受講する必修科目です。授業は全て対面でフィールドワークやワークショップ、グループワークを行い、学部を交えたチームのメンバーと共に課題を見つけ、その解決策をまとめて成果発表を行います。
令和7年度のもやいすと防災ジュニアでは、受講生247名が1班5人もしくは6人のグループとなり、【令和2年7月球磨川流域豪雨災害】をテーマに、外部講師による事前学習や復興における課題解決へ向けたグループ活動を行いました。
<事前学習・グループワーク>
事前学習では、一般財団法人熊本県建設技術センター 常務理事 乙丸正彦さまより「熊本地震からの創造的な復旧・復興について」の講義を受けました。そして事前学習で学んだことを元に考えたことなどを付箋やイーゼルパッドにまとめ、グループワークを行いました。


<フィールドワーク・防災演習>
芦北町でのフィールドワーク(10月25日)
令和2年7月球磨川流域豪雨災害で大きな被害を受けた芦北町でフィールドワークを行いました。芦北町商工会青年部のご協力のもと、被災した際の状況や復興までの道のりについて講話をしていただいたり、実際に球磨川流域を散策しました。

防災演習(11月1日)
本学1番教室と11番教室で防災演習(クロスロードゲーム・災害図上訓練)を実施しました。
・クロスロードゲーム
くまもとクロスロード研究会のご協力のもと、クロスロードゲームを実施しました。クロスロードゲームは、災害対応をテーマにしたカードゲームです。参加者は地震や水害、避難所設営といった災害時に遭遇する様々な状況の設問に対し、YESかNOかで自分の考えを示し、その理由を他の参加者と議論します。クロスロードゲームには絶対的な正解はなく、参加者はそれぞれの価値観や経験に基づいて判断し、その理由を説明し、また他の参加者の意見を聞くことで、多様な視点から災害対応について考えることが出来ます。

・災害図上訓練(DIG)
担当教員の柴田教授指導のもと、災害図上訓練(DIG:Disaster Imagination Game)を実施しました。DIGは地図を使って災害を疑似体験し、参加者が主体的に防災対策を検討する訓練になります。今回は熊本県立大学の構内地図を使用して実施しました。危ない箇所や荷物が搬入しやすい場所などを検討しながら学内を散策し、地図に書き込みを行っています。

<発表会・表彰式>
令和7年12月12日(金)、成果発表会を実施しました。
グループでまとめた地域課題解決案を1グループ5分のプレゼンテーションにまとめ、発表を行いました。
表彰式では学生の評価から選ばれる「学生賞」と、教員の評価から選ばれる「優秀賞」及び「最優秀賞」を選出し、各教室の担当教員より賞状が授与されました。
全体講評として担当教員の柴田教授より、「9月末から約3か月間、グループワークお疲れ様でした。どのグループもわかりやすいプレゼンが作れていました。今回のもやいすとの経験を今後の大学生活に生かしてください」とコメントがありました。

令和7年度もやいすと育成プログラムは三菱みらい育成財団の助成により実施しています。
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