「もやいすと育成システム」の概要



  本学は、2006年の公立大学法人化を機に「地域に生き、世界に伸びる」をスローガンに掲げ、地域に根ざしながら世界を見据える人材の育成に努めています。
  本学では、人材養成の目的を表す概念として「もやいすと」を用いています。「もやいすと」の「もやい(舫い)」とは、もともと船を相互に繋ぐことを意味し、人と自然と地域社会とを再構築する「もやい直し」という言葉に由来しています。「もやいすと」とは「熊本の自然や文化、社会に対する理解に立ち、専門の枠を超えて、自ら課題を認識・発見し、“地域づくりのキーパーソン”として地域の人々と協働して課題の解決に取り組む人材」と定義しています。
 平成26年度からは、文部科学省「地(知)の拠点整備事業(大学COC事業)」の採択を受け、「もやいすと育成システム」として、地域を志向した新たな地域理解科目やリーダー養成科目等の新設による全学的な教育カリキュラム改革を進めています。また、平成28年熊本地震の発生を受け「もやいすと育成システム」を活かした「復興教育」を展開しています。

「もやいすと」育成と産官学民の対話と協働で拓く地域の未来(冊子・PDF)
震災復興に向けた「もやいすと」育成プログラムの展開―熊本県立大学が挑む「復興教育」―(冊子・PDF)


「もやいすと育成システム」の取組内容

 地域再生・活性化を担う高い課題解決能力、実践力を有する人材を育成するため、全学的な「もやいすと育成システム」を構築しています。
 


ジュニア

「もやいすと(地域)ジュニア育成(1年次必修)」
 1年生の半数約250名を対象に、各地域をフィールドとして、地域への気付きを促す導入科目。チームによるグループワークを中心に、対象地域に対する事前学習、地域課題発見と解決へ向けたワークショップ、対象地域へのフィールドワーク、成果発表会によって構成。平成29年度は、阿蘇、玉名、和水の3地域を対象地域として開講、玉名地域では日本遺産の認定を受け指定文化財の踏査活動を実施した。


写真:もやいすと(地域)ジュニア育成


「もやいすと(防災)ジュニア育成(1年次必修)」
 1年生の半数約250名を対象に、地域課題である「防災」にフォーカスした導入科目。チームによるグループワークを中心に、防災に関するオムニバス形式の講義、体験学習、成果発表会によって構成。平成29年度は、日本赤十字社熊本県支部、公益財団法人熊本YMCA、くまもとクロスロード研究会のご協力のもと、救急救命訓練等による体験学習を実施した。


写真:もやいすと(防災)ジュニア育成


シニア

「もやいすとシニア育成」
 もやいすとジュニア育成を受講した2年生を対象に、地域課題解決へ向けたファシリテーションスキル、調査技法を学ぶ展開科目。調査技法を学ぶ講義、対象地域へのフィールドワーク、ジュニアに対するファシリテーション演習、成果発表会によって構成。平成29年度は、もやいすと(地域)ジュニア育成に対してファシリテーターとして参加、1年生へのファシリテートの実践を通してスキル向上を図った。


写真:もやいすとシニア育成


スーパー

 学生GP(地域志向型卒業研究)、地域志向教育研究事業等への参画を通して、地域課題に基づいた学修活動を展開する。


地域志向科目(共通・専門)

 もやいすと関連授業、新熊本学、減災リテラシー入門をはじめ、ジュニア、シニア、スーパーの各レベルに対応した地域志向科目を共通教育、学部専門教育へ展開。


カリキュラム外の地域活動

 カリキュラム外で学生が取り組むさまざまな活動(地域ボランティアや自主研究等)への参画を奨励し、学修活動として評価。


写真:カリキュラム外の地域活動


学修評価

 もやいすと育成システムにおける教育活動に対する学修評価手法の開発、整備。


「もやいすと評価制度」の内容

 「もやいすと評価制度」は、学修活動を評価、「もやいすと」として認定を行うことによって、「もやいすと育成システム」への参加の動機付けを図り、地域人材としての能力を育成することを目的としています。
 ※ 認定対象は「もやいすと育成システム」が開始された平成27年度入学者以降の学生です。

 「認定区分」
 ① もやいすとスーパー
 ② もやいすとシニア
 ③ もやいすとジュニア

 認定を受けようとする者は、毎年所定の期限までにもやいすと認定申請書(様式1号)に、別表1に掲げる書類を添え、事務局(COC推進室)へ提出する必要があります。事務局は提出されたもやいすと認定申請書をもとに、別表2に掲げる基準に沿って評価、認定します。(認定基準:別表3)


別表1
添付書類 成績証明書
活動リスト(様式3号)
活動リストの内容をまとめた「もやいすとポートフォリオ」


別表2
対象 基準 ポイント数
もやいすと(地域)ジュニア育成 単位修得 20pt
もやいすと(防災)ジュニア育成 単位修得 20pt
もやいすとシニア育成 単位修得 30pt
上記三科目におけるスチューデント・アシスタント(SA) 業務完了 30pt
地域連携型卒業研究(学生GP) 卒業論文 30pt
地域に関係した内容を含む卒業研究(学生GP以外) 教員評価 上限30pt
地域志向科目及び地方創生科目 ※ 単位修得 3pt/科目
(上限30pt)
もやいすとポートフォリオ 教員評価 上限30pt


別表3
区分 必要ポイント数
もやいすとスーパー 100pt
もやいすとシニア 50pt
もやいすとジュニア 20pt


※ 地域志向科目及び地方創生科目については年度毎に科目が異なるため、各年度において受講した科目を以下のリンクより確認してください。


 もやいすと評価制度実施要項
 様式1号(認定申請書)
 様式3号(活動リスト)
 ポートフォリオについて
 平成27年度地域志向科目
 平成28年度地域志向科目
 平成29年度地域志向科目・地方創生科目


参考:平成20~24年度の取組

平成24年度「もやいすとスーパー」報告会を開催しました(2013.3.19)
もやいすと集中講義と阿蘇合宿を実施しました!(2012.10.2)
もやいすとジュニアがボランティア活動を実施(2012.9.20)
「もやいすとジュニア」育成プログラム2012がスタート!(2012.6.13)
もやいすと育成プログラム集中講義・阿蘇合宿を実施しました(2011.10.20)
清掃活動を実施しました!(2011.8.1)
「もやいすとジュニア」育成プログラム2011がスタート!(2011.6.6)
「もやいすとスーパー」報告会開催しました(2011.2.21)
新熊本学「熊本の文化と自然と社会」反省会開催(2010.11.17)
阿蘇草原維持活動を実施しました!!(2010.10.6)
本学の学生が阿蘇の草原維持活動に参加!!(2010.9.24)
ボランティア清掃活動シートサンプル(PDF)(2010.8.11)
ボランティア清掃活動の感想レポートを紹介します(2010.8.4)
江津湖でボランティア清掃活動を行いました!!(2010.7.17)
本学の学生が地域の方々と協働して清掃活動を実施!!(2010.7.14)
「もやいすと」育成プログラム始動!!(2010.6.7)
平成20年度「もやいすと」育成プログラムキックオフミーティングを開催しました(2008.8.9)



担当

事務局 教務入試課教務班