熊本から世界へ羽ばたく
熊本県立大学は、文、環境共生、総合管理の3学部3研究科からなり、
人文科学系、自然科学系、社会科学系の3つが有機的に結合した先進的な「集約型大学」です。
また、「地域実学主義」を教育理念とし、「理論を現場に学ぶ」体験的、実践的学修方法である
フィールドワークや、地域課題解決と教育を結びつけた「もやいすと」育成プログラムなど、
現場に学び実践力を育むための教育を展開する特色ある大学です。
理念
総合性への志向
本学は、人文・社会・自然の学問の三分野から成る大学として、学際的な方法を重視しつつ、総合的な知の形成を目指す。
地域性の重視
本学は、「地域に生き、世界に伸びる」を標榜し、地域社会に開かれた大学として、当面する諸問題を分析し解決すること、地域の知的創造の拠点となることを目指す。
国際性の推進
本学は、グローバル化に対応して、アジアをはじめ世界の多様な文化を学びつつ、諸外国の人々との交流を進め、国際的・多元的な文化の創造を目指す。
目的
熊本県立大学学則第1条
熊本県立大学は、豊かな教養と高度な専門性を有し、総合的な知識と実践力、創造力を備えた有為な人材を育成するとともに、研究成果を社会に還元し、教育研究資源を地域に提供することを通じて、熊本県ひいては国際社会の発展に寄与することを目的とする。
熊本県立大学院学則第2条
熊本県立大学大学院は、学術の理論及び応用を教授研究し、その深奥をきわめて、高度な学術を修得した有為の人材を育成するとともに、社会の発展と文化の進展に寄与することを目的とする。
各学部の目的
文学部の教育研究上の目的
【人材の養成に関する目的】
文学部では、人間文化の探究を通して、言語、文学、歴史、思想等について豊かな教養を有し、地域社会および国際社会の発展に貢献する有為の人材を養成します。
日本語日本文学科では、日本文学を学ぶことを通して我が国の文化を継承するとともに、中学校・高等学校の国語教員ならびに日本語教師といった専門的職業人として活躍できる人材、あるいは日本語と日本文学の素養をさまざまな形で社会に活かすことのできる人材を養成します。
英語英米文学科では、英語による高度なコミュニケーション能力を身につけ、英語学、英文学、米文学、英語教育の専門的な知識を備えた、中学校・高等学校の英語教員といった専門的職業人や広い知識と国際感覚をもって社会で活躍することのできる人材を養成します。
【その他教育研究上の目的】
文学部は、言語、文学、歴史、思想等に亘る人文的教養の基礎に立ち、日本語、日本文学、日本語教育、あるいは英語、英米文学、英語教育を専門的に教育・研究することを目的とします。
環境共生学部の教育研究上の目的
【人材の養成に関する目的】
環境共生学部では、人と自然とが共生していく際の諸問題を総合的に捉え、その方策を追求することを通して、地域の発展と人間福祉の向上をめざし、環境共生型社会の創造に貢献する人材を養成します。
環境資源学専攻では、環境問題を科学的に解明し、持続可能な対策を提案していくために必要な自然科学の基礎的知識と理解力を育み、生態系の仕組みや人間活動が環境に及ぼす影響を調査、解析、評価する能力を育成し、持続的循環型社会の創造に貢献する人材を養成します。
居住環境学専攻では、環境への負荷軽減、人間の健康・福祉等の視点を重視する居住環境に関する実践的な教育・研究を通じ、共生型居住環境の創造に必要なデザイン、計画、調整、構築に関する多様な能力を育成し、自然と共生した人と地球にやさしい居住環境を創造できる人材を養成します。
食健康環境学専攻では、自然環境へやさしく、地域の環境特性を反映した「食と健康」に関する教育・研究を通じ、医療・保健・福祉・食育活動の分野で活躍する管理栄養士や、食・健康・環境分野の研究および教育に携わり、地域社会の健康増進や運動指導に係わる人材を養成します。
【その他教育研究上の目的】
環境共生学部は、環境共生に係わる諸問題を総合的に捉え、人間活動を支える場としての豊かな自然を保全しつつ、持続的に利用し、地域住民の快適で健康な生活を確保する方策を追求し、地域の発展と人間福祉の向上をめざすことを理念とし、自然環境と人間活動との共生のあり方について教育・研究することを目的とします。
総合管理学部の教育研究上の目的
【人材の養成に関する目的】
総合管理学部では、教養的知識と総合管理(アドミニストレーション)に関する専門知識を身につけ、社会的諸課題を創造的に解決し、地域社会ひいては国際社会に貢献する人材を養成します。
【その他教育研究上の目的】
総合管理学部は、多様化、複雑化してきた社会の諸問題を、総合的に捉え、解決していくため、社会学、行政学、社会福祉学、経営学、情報学などを統合・体系化した総合管理(アドミニストレーション)学を専門的に教育・研究することを目的とします。
各研究科の理念・目的
文学研究科の理念と教育研究上の目的
【理念】
文学研究科は、時代を超えて受け継がれ、継承されてきた言語・文化の遺産を将来の人間生活の中に生かしていくこと、また遺産を継承していくために必要な人材の育成を基本的な理念としている。そのために、学部教育を土台として培った専門性をさらに深く究めることによって、飲智を磨き、真贋を分別する洞察力を養い、研究・教育の発展に寄与することを目的とし、研究者を含む高度専門職業人の養成をはかり、また、社会人の再教育に当たることとしている。
【人材の養成に関する目的】
文学研究科博士前期課程では、研究領域の専門的知識を修得した高度専門職業人及び研究者を養成することを目的とする。文学研究科博士後期課程では、地域における言語文化研究・言語教育研究の拠点としての役割を見据え、各領域の発展的知識や教育実践活動の成果を応用しながら、問題の設定から解決までを独力で行える高度専門職業人及び研究者を養成することを目的とする。
【その他教育研究上の目的】
文学研究科は、多様な価値観がせめぎ合う現代社会の中で、言語・文学研究の成果を人間生活の中に生かしていく方策を模索し、的確に実践していくことを理念として、専門性を深化させ、英知を磨き、真がんを分別する洞察力を養い、人間文化の進展に寄与することを目的とする。
環境共生学部の教育研究上の目的
【理念】
環境共生学部の設置は、環境共生に関わる諸問題を総合的に捉え、人間活動を支える場としての豊かな自然を保全しつつ持続的に利用し、地域住民の快適で健康な生活を確保する方策、すなわち自然環境と人間活動との共生の方策を追求し、地域の発展と人間福祉の向上をめざすことを理念としている。環境共生学部を基礎とした環境共生学研究科においては、この学部設置の理念を継承しつつ、より高度で総合的な教育研究と人材養成をめざしている。
【人材の養成に関する目的】
環境共生学研究科博土前期課程では、環境共生学の基本的理念を基にした環境分野の専門的知識と技術を修得した高度専門職業人、及び環境共生学を実践できる研究者を養成することを目的とする。環境共生学研究科博士後期課程では、自然と人間活動との共生を具体的に実現していく資源循環型社会の構築に向けて、より総合的で高い専門的知識や技術と実践的能力を併せもつ高度専門職業人、及び環境共生学を実践できる内外の研究者を養成することを目的とする。
【その他教育研究上の目的】
環境共生学研究科は、人間と人間を取り巻く生物的な要因・大気・水・森林・土壌・人工物等の非生物的な要因からなる環境とが共生するためのあり方、人間活動を支える場としての豊かな自然を保全し利用する方法、地域住民の快適で健康な生活を確保する方策等を科学的に追求することを目的とする。
アドミニストレーション研究科の教育研究上の目的
【理念】
アドミニストレーション研究科は、社会科学の多様な手法を駆使しつつ、公共・福祉、ビジネス、情報、看護の諸分野について学際的な総合・分析を加え、現代の複雑・多様化する社会的諸課題の解決に寄与することを理念とする。
【人材の養成に関する目的】
アドミニストレーション研究科博士前期課程では、複雑・多様化した社会的諸課題を学際的な協働によって実践的に解決していく高度専門職業人及び研究者を養成することを目的とする。アドミニストレーション研究科博士後期課程では、複雑・多様化した社会的諸課題を学際的知識と高度な手法を用いて創造的に解決でき、アドミニストレーションの理論の発展を担う高度専門職業人及び研究者を養成することを目的とする。
【その他教育研究上の目的】
アドミニストレーション研究科は、諸学問の成果を学際的に協働させることで、社会的諸課題を解決するための理論を発展させていくことを目的とする。
- 担当
- 事務局 企画調整室